財団設立者 星野 浩 プロフィール 
 
  □ 財団設立者である星野 浩(HOSHINO Hiroshi)先生は、「日本
   のモノづくりの伝統こそが第二次世界大戦後の日本を急速に立ち直
   らせ、強力な国際競争力をもたらした大きな要因となった」ということ
   を、常日頃、奨学生や寮生に対して熱く語り続けました。

  □ そして奨学生・寮生の中から技術を身につけるだけでなく「簿記を
   理解し財務諸表が読める」技術者がたくさん生まれ、さらにはそこから
   起業をめざす人材が育ち、そんな彼らが留学を終えて母国に戻った
   時に、彼らの力になれることを大変楽しみにし、また強く望んでも
   いました。

  □ 今でこそアントレプレナーシップであるとか技術経営(MOT)とか
   いった言葉が日常会話の中であたりまえのように使われ、ベンチャー
   ビジネスの創業者達の虚実がマスコミの中で華やかにとりあげられる
   世の中です。 多感な青年期、見渡す限り一面の焦土と化した
   東京を目の当たりにし、またその灰燼の中で自らの生計を立てざるを
   得なかった設立者は、当世風な起業家に有り勝ちな起業スタイルと
   は対極にある、優秀な技術(優れた匠の技)と鋭い経営的感覚
   (ベンチャーマインド)を併せ持った質実な起業家が育つことを希求し、
   そしてそんな彼らがやがて自分の国を創り上げる一翼を担うことを
   確信していました。


   1929年8月5日生
   1950年3月   私立・武蔵高等学校(東京都)卒業
   1955年3月   東京大学工学部機械工学科 卒業 (機卅会)
   1955年〜    富士重工業株式会社宇都宮製作所航空機工場勤務
                生産技術員、構造設計員として勤務。退職時は初代開発係長
   1960年      武蔵工業株式会社創業。社長に就任
                高温の熱風発生炉の設計製造、各種工場プラントの設計・施工・保守
                の総合的請負に従事 
                 (主要経歴)
                   ・日産自動車各工場: 建設並びに設計・施工・保守(20年間) 
                   ・病院施設: 基本設計から施工まで(約30件)
                   ・食品工場: 基本設計から施工まで(生産技術を含む)
                   ・海外工事: マダガスカル食品、エチオピア食品の総合企画と建設
   1980年6月5日 財団法人東亜留学生育友会を創立。理事長に就任
   1980年      横浜北ロータリークラブ(D259)創立、初代会長
   2000年11月13日逝去
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